【1964年7月製】SEIKO 5 Sportsmatic 417980/自動巻き EGP 分縁金棒白銀文字盤/薄クジラ |未整備
¥999,999($6,322.60)
残り1点
International shipping available
【1964年7月製】SEIKO 5 Sportsmatic 417980/自動巻き EGP 分縁金棒白銀文字盤/薄クジラ |未整備
未整備|この時計は、まだ手を加えていない状態で保管されています。
1964年7月製、SEIKO 5 Sportsmatic 417980。
セイコー5の原点ともいえる、初期のSportsmatic 5です。
1960年代前半。
自動巻き、デイデイト、防水、耐震といった実用時計として求められる機能をひとつの時計にまとめ、「5」の名を掲げたSportsmatic 5。
後に長く続くことになるSEIKO 5の歴史、その初期に位置する一本です。
この個体は、金色のEGPケースに白銀色の文字盤を組み合わせた仕様。
文字盤には細かな放射仕上げが施され、外周には一段分けられたミニッツトラック。
そこへ金色の立体バーインデックスと細身の針が配置されています。
中央上部には筆記体の「Seiko Sportsmatic」と5盾。
6時側には「WATER PROOF」「DIASHOCK 21 JEWELS」の表記。
3時位置には曜日と日付を横に並べたデイデイト表示が備わります。
華やかな金色を使いながら、文字盤そのものは非常に端正。
1960年代前半らしい繊細さと、実用時計としての力強さが同居したデザインです。
そして裏蓋には、現在では摩耗によってかなり薄くなっていますが、この時代のセイコーで見られるクジラマークの痕跡が残されています。
完全な姿ではありません。
それでも消えかけた刻印そのものが、この時計が過ごしてきた約60年という時間を感じさせます。
### この個体について
現在は未整備の状態です。
時計を動かすと稼働そのものは確認できます。
しかし、動作状態が安定せず、タイムグラファー上でも継続して信頼できる数値を取得できる状態にはありません。
そのため現段階では、無理に数値を掲載せず**「測定不可」**と判断しています。
動いていることと、時計として安定していることは同じではありません。
StoryWatchでは一時的な稼働だけをもって状態良好とは判断せず、整備前の現在地として記録しています。
### 外装の状態
風防には全体的に擦り傷や線傷が確認できます。
その奥にある白銀文字盤にも経年による変化はありますが、放射仕上げと金色のインデックスはしっかりと残されており、この時計本来の雰囲気を十分に感じることができます。
EGPケースには長年の使用による傷、メッキの摩耗や劣化が確認できます。
特に裏蓋との接合部周辺には経年による変色や傷みが見られます。
ここを新品のように作り変えるのではなく、どこまで整え、どこをこの時計が過ごしてきた痕跡として残すのか。
外装についても、内部整備とあわせて状態を見ながら判断していきます。
### 裏蓋に残された時間
裏蓋を開けると、内側には
**EGP
417980
JAPAN J
4702715**
の刻印を確認できます。
そして、その下には人の手によって刻まれたと思われる文字・数字の痕跡が残っています。
「3.6.19」のようにも読み取れますが、現在の状態から正確な内容や意味を断定することはできません。
過去にこの時計へ手を入れた時計師や修理者が、整備の記録として残したものなのかもしれません。
いつ、誰が、何のために刻んだものなのか。
今となっては分かりません。
けれど、こうした痕跡もまた、この時計が一度きりではなく、人の手を渡りながら使われ続けてきた証のひとつだと考えています。
StoryWatchでは、こうした裏蓋の内側に残された記録も消さず、時計が歩いてきた時間の一部として残していきます。
### 【測定結果】
・日差:測定不可
・振角:測定不可
・ビートエラー:測定不可
・振動数:未確認
稼働は確認できていますが、動作が安定せず、タイムグラファーによる信頼できる数値を取得できないため未測定としています。
### 【測定結果に対する所見】
・現状では稼働を確認しています。
・ただし動作は安定しておらず、実用可能な状態とは判断していません。
・オーバーホール履歴は不明です。
・内部の油切れ、汚れ、各部の摩耗などが想定されるため、分解整備を前提としています。
・デイデイト機構を含めた各機能についても、整備時に確認します。
・ムーブメントの詳細なキャリバー表記については、分解・確認後に正式に記録します。
この時計が製造されたのは、1964年7月。
後に世界中で知られることになる「SEIKO 5」が、まだSportsmaticの名とともに歩み始めていた時代です。初期Sportsmatic 5は1963年から登場し、この世代には後年のSEIKO 5とは異なる初期型ならではの仕様が残されています。([Wadokei][1])
金色のケース。
白銀の文字盤。
筆記体のSportsmatic。
薄く残されたクジラ。
そして、裏蓋の内側に刻まれた、誰かの手による記録。
完成した時計だけを見れば、見えなくなってしまうものがあります。
だからこそStoryWatchでは、整備する前の姿も残します。
1964年から積み重ねてきた時間を一度記録し、その続きをもう一度刻める時計へ。
このSportsmatic 5も、ここから整備を進めていきます。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、54,800〜59,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
