【1983年5月製】SEIKO 5 7009-876A/自動巻き 金環白文字盤/オリジナルブレス |未整備
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【1983年5月製】SEIKO 5 7009-876A/自動巻き 金環白文字盤/オリジナルブレス |未整備
未整備|この時計は、まだ手を加えていない状態で保管されています。
1983年5月。
SEIKO 5が、日常のための実用時計として世界へ広く浸透していた時代。
その中で生まれた一本が、このSEIKO 5 7009-876Aです。
一見すると端正な白文字盤。
しかし、近くで見るとこの個体には、1980年代らしい少し華やかな意匠が与えられています。
文字盤には縦方向へ細かな表情が入り、その外周を細いゴールドのリングが一周。
さらに、12・6時位置の太いインデックスを中心に、立体的なゴールドインデックスとゴールドカラーの針が組み合わされています。
白と金。
シンプルな組み合わせですが、金色を全面に押し出すのではなく、文字盤の輪郭とインデックスに絞って使うことで、華やかさの中にも落ち着きを感じさせます。
そこでStoryWatchでは、この文字盤を「金環白文字盤」と呼ぶことにしました。
3時位置には、SEIKO 5らしい曜日・日付のデイデイト表示。
12時下には「SEIKO」と「5」のエンブレム、6時側には「AUTOMATIC」。
SEIKO 5らしい実用時計としての構成を保ちながら、文字盤デザインによってしっかり個性を持たせた一本です。
■ ケースについて
ケースは、1980年代らしい直線を意識した造形。
丸い文字盤を囲むベゼルに対して、ケース上面は角を残した形状となっており、そこから短く力強いラグへとつながっています。
現状ではケースに小傷や使用感があり、未整備ならではの状態です。
一方、ケース上面には本来の仕上げを感じさせる部分も残っています。
ここから必要以上に削り込むのではなく、元々持っている面や稜線を見ながら、どこまで整えるかを判断していきます。
この時計が過ごしてきた約40年という時間まで消してしまわないこと。
StoryWatchでは、そこも外装仕上げのひとつと考えています。
■ ムーブメントについて
搭載されているのは、SEIKOのCal.7009A・17石自動巻きムーブメント。
ローターには、
SEIKO TIME CORP.
7009A
SEVENTEEN JEWELS
の刻印が確認できます。
7009系は、1980年代以降のSEIKO 5を支えた実用自動巻きムーブメントのひとつ。
派手な高級機ではありません。
しかし、日常で使う自動巻き時計を長く作り続けてきたSEIKOらしさを感じさせる機械です。
現在、この個体は稼働しています。
ただし、タイムグラファーで測定すると、未整備状態がそのまま数字にも表れました。
【未整備時・測定結果】
・日差:−136秒/日
・振角:245°
・ビートエラー:9.9ms
・振動数:21,600振動/時
振角は245°。
未整備状態としては、機械そのものにまだしっかりと動く力が残っていることが確認できます。
一方で、日差は−136秒/日。
さらにビートエラーは9.9msと非常に大きく、現状のまま実用に供する状態ではありません。
ここが、この個体の面白いところでもあります。
「よく動いている」ことと、「時計として整っている」ことは同じではありません。
振角だけを見れば元気。
しかし、精度とビートエラーを見ると、きちんと手を入れる必要があります。
StoryWatchでは、現在動いているという理由だけで、このまま販売することはありません。
内部の状態を確認し、必要な整備と調整を行ったうえで、もう一度タイムグラファーに載せます。
この−136秒/245°/9.9msという数字も、整備前の大切な記録として残しておきます。
■ 1983年5月製
裏蓋のシリアルナンバーは、355580
ケース型番は、7009-876Aと確認できます。
シリアルから、この個体を1983年5月製と判断しています。
同じ7009-876Aであっても、文字盤の意匠によって時計の表情は大きく変わります。
白を基調にゴールドの輪郭を与えたこの個体は、華やかでありながら、どこか昭和の終わりへ向かう時代らしい懐かしさも感じさせます。
現在はまだ、未整備。
ケースの傷も、機械の状態も、長い時間を過ごしてきたままです。
ここから内部を確認し、必要な整備を行い、外装についてもこの個体が本来持っていた造形を見極めながら仕上げていきます。
1983年5月から、40年以上。
日常のために作られたSEIKO 5が、もう一度誰かの日常で時を刻めるように。
まずは、手を加える前の姿をここに記録しておきます。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、44,800〜44,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
