【1965年11月製】SEIKO Sportsman 6602-7030/手巻き 放射銀文字盤/タツノ |販売中
¥26,800($169.45)
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1965年11月。
この時計が生まれてから、約60年。
長い年月を経た今も、手でゼンマイを巻き、再び静かに時を刻んでいる一本です。
SEIKO Sportsman 6602-7030。
17石の手巻きムーブメントを搭載した、1960年代のスポーツマンです。
文字盤は、光の角度によって表情を変える放射仕上げの銀文字盤。
細身のバーインデックスとシャープな針、3時位置のデイト表示を組み合わせた、装飾を抑えながらも端正なデザインです。
筆記体の「Seiko Sportsman」と、文字盤下部に記された「WATERPROOF / DIASHOCK 17 JEWELS」。
そして裏蓋中央には、この時代のSEIKOらしいタツノオトシゴの意匠が残されています。
文字盤には、約60年という時間の中で生まれた細かな変化や点状の経年が見られます。
それでも放射仕上げの表情はしっかりと残り、角度を変えるたび、銀色の中に柔らかな光が広がります。
StoryWatchでは、この文字盤が持つ時間の表情には手を加えず、そのまま残しました。
一方、ケースは再銀メッキを施しています。
古いメッキをただ新しく見せるためではなく、ケースの形やラグの輪郭をできるだけ残しながら、この時計がもう一度腕元で使われていくための外装として整えています。
風防は新品へ交換。
透明感が戻ったことで、放射銀文字盤や立体的なインデックスの表情を、より素直に楽しめるようになりました。
新しくするところと、残すところ。
すべてを消して新品のようにするのではなく、この時計が歩いてきた時間を残しながら、次の時間へつなぐことを大切にしています。
ムーブメントはSEIKO 6602系、17石の手巻き。
StoryWatchにて簡易OHを実施し、組み上げ後に稼働状態を確認したうえで歩度調整を行っています。
裏蓋内側には、StoryWatchにて実施した整備日を記録するスタンプを押印しています。
どの時点で整えられた個体であるかを明確にし、次に受け継がれるための基準として残しています。
現在のタイムグラファー測定値は、
日差 −9秒/日
振角 278°
ビートエラー 0.4ms
振動数 18,000振動/時
となっています。
・現在、安定して稼働しています。
・振角278°を確認しています。
・ビートエラーは0.4msです。
・日差は測定時点で−9秒/日を示しています。
・実際の使用時には姿勢差、巻き上げ量、気温などによって歩度は変化します。
・約60年前の機械式時計のため、測定値は現在の状態を示すひとつの目安としてお考えください。
毎日リューズを巻き、その日の時間を自分の手で動かし始める。
自動巻きやクォーツとは少し違う、手巻き時計ならではの付き合い方があります。
1965年という年に縁のある方にはもちろん、60年という時間を越えて残ってきたSEIKOを、これから日常で使ってみたい方にも。
文字盤に残された時間はそのままに、ケース、風防、そして機械を整え、再び腕時計として歩き始めた一本。
1965年11月から積み重ねてきた時間を消すことなく、これからの時間へとつないでいく一本です。
【ご購入前に】
本個体は製造から長い年月を経たヴィンテージ時計です。
外装には小傷や経年変化が見られ、内部についても現行品のような均一な精度や状態を前提としたものではありません。
現在は動作確認および測定を行い、実用可能な状態を確認しておりますが、
日差や精度、持続時間などは使用環境や姿勢差により変化する可能性があります。
また、防水性能については保証しておりません。
日常使用においても、水濡れには十分ご注意ください。
本商品は、現代の工業製品とは異なる「時間を経た個体」であることをご理解のうえ、
その特性も含めてお楽しみいただける方へお届けできれば幸いです。
