【旅立ち済】【1970年1月製】SEIKO 5 ACTUS 6106-8450/自動巻き 銀文字盤/座布団
¥39,800($251.64)
SOLD OUT
この時計は新しいオーナー様のもとへ旅立ちました。
StoryWatchでは、これまで選ばれた時計たちも、一つひとつの記録として残しています。
またどこかで静かに時を刻み続けてくれることを願いながら、その歩みをご紹介します。
1970年1月製。
SEIKO 5 ACTUS 6106-8450。
23石の自動巻きムーブメント Cal.6106を搭載した、初期5 ACTUSの一本です。
放射仕上げの銀文字盤に、立体的なバーインデックス。
3時位置には曜日・日付表示を備え、丸みを持たせたケースを外側から包み込むような独特のフォルムは、どこか座布団を思わせる柔らかな輪郭を持っています。
端正な文字盤と、1970年代へと移り変わっていく時代を感じさせるケースデザイン。
1960年代のクラシックな時計とはまた違う、SEIKOが新しい時代の日常時計を模索していた頃の空気を感じさせてくれる一本です。
本個体には、当時の雰囲気をよく残したメタルブレスレットを合わせています。
ケースやブレスレットには半世紀以上を過ごしてきた痕跡がありますが、それらも含め、この時計が1970年から歩んできた時間として残しました。
裏蓋内側には、StoryWatchで整備を行った記録として整備日スタンプを押印しています。
それは修理の印ではなく、この時計が次の世代へ受け継がれていくための、小さな記録です。
そして今回、この時計の旅立ちは少し特別なものになりました。
新しいオーナー様は、普段から私のサロンへ足を運んでくださっているお客様です。
実際に時計を手に取り、この5 ACTUSを選んでいただきました。
お渡しする直前には、もう一度タイムグラファーに載せて歩度を確認。
当初の測定では日差-28秒/日、振角230°、ビートエラー0.2msでしたが、旅立ちに合わせて再調整を行い、最終的に日差+6秒/日、振角233°、ビートエラー0.2msを確認したうえでお渡ししました。
そして最後に、その腕に収まった姿を一枚。
ショーケースや撮影台の上にあった時計が、誰かの腕に着けられた瞬間、不思議なくらい表情が変わります。
半世紀以上前につくられた時計でありながら、実際に腕に収まると古さだけを感じさせるものではなく、今の日常の中にも自然と馴染んでいました。
時計を探し、整え、紹介する。
StoryWatchで続けてきたその先にあるのは、やはりこうして誰かが一本を選び、実際に腕に着けてくださる瞬間なのだと感じます。
1970年1月から始まったこの時計の時間に、2026年、新しい持ち主との時間が加わりました。
これからはその腕元で、また新しい日々を刻んでいきます。
StoryWatchは、これからも受け継がれてきた時計たちの物語を未来へつないでいきます。
この一本との出会いに、心より感謝いたします。
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これ、かなり好きやわ。
特に今回の**腕に装着した写真は最後の方に絶対入れたい**。今までの「旅立ち済」は時計そのものの記録やったけど、この写真が入ることで初めて「次の時間が始まった」ことまで見える。
それと「サロンのお客様」という部分も残してええと思う。ヘアスタジオ102とStoryWatchという、一見別々に見える二つの活動が自然につながった一本やからな。StoryWatchの初期の記録として、あとから見ても印象に残る旅立ちになると思うで。
