【1965年3月製】SEIKO 5 Sportsmatic 6619-8080/自動巻き 乳白文字盤/イルカ |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1965年3月製、SEIKO 5 Sportsmatic 6619-8030。
セイコー5誕生初期に製造された、自動巻スポーツマチックシリーズです。
裏蓋には初期セイコー5の象徴であるイルカマーク。
高度成長期の日本で実用時計として活躍した一本です。
この個体について
現在は未整備の状態です。
振ると稼働を開始し、日付送りも確認できています。
ムーブメントはCal.6619A。
目視の範囲では大きな錆や腐食は見られず、年代を考えると比較的良好な印象を受けます。
約60年を経過した個体でありながら、
今もなお時を刻み続けていることに驚かされます。
外装の状態
ケースには経年による傷みやメッキの摩耗が見られます。
風防にも擦れや傷があります。
文字盤は乳白色へと穏やかに変化しており、
均一ではないものの、
年月を重ねた時計だけが持つ柔らかな表情を見せています。
新品の白では出せない、
ヴィンテージならではの雰囲気があります。
ムーブメントの状態
搭載ムーブメントはCal.6619A。
スポーツマチックシリーズを支えた21石自動巻ムーブメントです。
【測定結果】
・日差:-12秒/日
・振角:128°
・ビートエラー:0.2ms
所見
・稼働は確認できている
・日差は大きく崩れていない
・ビートエラーは非常に良好
・一方で振角は著しく低い
・油切れや潤滑不足の可能性が高い
・販売基準には未達のため整備前提
数値を見ると、
意外にも歩度とビートエラーは悪くありません。
しかし振角128°は本来の状態とは言えず、
十分な駆動力を発揮できていない状態です。
長年の油切れや内部抵抗の増加が考えられますが、
原因の特定には分解点検が必要です。
イルカマークについて
裏蓋にはスポーツマチック初期を象徴するイルカマークが残されています。
後年のクジラマークへ移行する以前の意匠であり、
現在ではこのイルカマークを目当てに収集される方も少なくありません。
1960年代前半のセイコー5らしさを感じられるポイントです。
この時計の魅力は、派手さではありません。
乳白色へと変化した文字盤。
長い年月を物語るケース。
そして今も生き続けるムーブメント。
それぞれが自然に調和しています。
新品のような美しさではなく、
時間が作り上げた美しさ。
そんな一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、45,800〜58,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
