【1964年7月製】SEIKO 5 Sportsmatic 828960/自動巻き 銀文字盤/イルカ |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1964年7月製、SEIKO 5 Sportsmatic 828960。
セイコー5誕生初期に製造された、スポーツマチックシリーズの自動巻モデルです。
裏蓋には当時の象徴ともいえるイルカマーク。
まだ「セイコー5」が新しい存在だった時代の一本です。
この個体について
現在は未整備の状態です。
長い年月を経ていますが、振ると元気よく稼働を始めました。
簡易測定では、
日差約+34秒、
振角約191度、
ビートエラー約1.9msという結果を確認しています。
もちろん実用には分解整備を推奨しますが、
約60年を超える個体としては驚くほど生命力を感じる状態です。
外装の状態
ケースには経年によるスレやメッキの傷みが見られます。
風防にも傷があります。
文字盤にも年月相応の変化がありますが、
全体としては当時の雰囲気をしっかり残しています。
過度な修復が行われていないため、
1964年当時から積み重ねてきた時間を感じられる個体です。
イルカマークについて
裏蓋にはスポーツマチック初期を象徴するイルカマークが刻まれています。
後年のクジラマークよりも古く、
セイコー5黎明期を語る上で欠かせない意匠です。
現在ではこのイルカマークを目当てに収集される愛好家も少なくありません。
スポーツマチックという存在
スポーツマチックは、
後のセイコー5の礎となったシリーズです。
高い実用性。
優れた耐久性。
そして日常使いを前提とした設計。
日本の高度成長期を支えた時計でもあります。
この828960も、
そうした時代背景を今に伝えてくれる一本です。
この個体の魅力
この時計の魅力は、決して完璧な外観ではありません。
むしろ逆です。
ケースの傷。
文字盤の変化。
風防の擦れ。
それらを抱えながらも、60年以上経った今なお動こうとしている。
そこにこの時計だけの価値があります。
新品にはない説得力。
長い年月を生き抜いた時計だけが持つ存在感です。
所見
この個体を最初に見たとき、正直なところ状態は厳しく見えました。
しかし裏蓋を開け、
ムーブメントを確認し、
実際に測定してみると印象は大きく変わりました。
外装以上に、
中身がしっかり生きている。
そんな一本です。
再生について
StoryWatchでは、
この時計が持つオリジナル性を尊重しながら整備を進める予定です。
必要に応じて、
・分解洗浄
・注油
・精度調整
・風防交換
・ケースクリーニング
などを実施します。
整備内容は点検結果によって変更となる場合があります。
想定価格帯
予定販売価格は、
39,800〜49,800円前後
を想定しています。
イルカ裏蓋、
1964年製という年代性、
そして現状で稼働するコンディションを評価した価格帯です。
ご案内
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。
1964年。
東京オリンピックが開催された年。
その時代から時を重ね、
今もなお動こうとしているスポーツマチック。
華やかな時計ではありません。
しかし、
静かに生き残ってきた時計だけが持つ魅力があります。
再び整備を受け、
これから先の時間を刻む準備を待っている一本です。
