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【1976年11月製】SEIKO 5 ACTUS 7019-8010/自動巻き 白銀文字盤/新印 |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1976年11月製、SEIKO 5 ACTUS 7019-8010。
自動巻き、Cal.7019Aを搭載した21石モデルです。

白銀のサンバースト文字盤に、細身のバーインデックス。
一見すると非常にシンプルな構成ですが、淡いグリーン夜光とシャープな針の組み合わせに、1970年代後半らしい軽快さが感じられます。

この7019-8010は、ACTUS系らしい実用性を持ちながらも、どこか都会的で静かな雰囲気を持った一本です。
過度な装飾はなく、それでいて単調ではない。
当時の“日常の上質機”として作られていた空気感が、そのまま残されています。

ケースには経年相応の小傷や使用感が見られます。
ラグやケースサイドには細かな擦れがありますが、大きく崩れた印象はなく、全体としては自然なエイジングに収まっています。

裏蓋には新印が残されています。
摩耗は見られるものの、刻印はしっかり確認でき、当時の雰囲気を現在まで伝えてくれています。

現在このモデルは未整備状態です。
稼働は確認できており、タイムグラファー上でもビートは継続していますが、測定数値から販売前整備が必要と判断しています。

ムーブメントは21石、Cal.7019A。
目視の範囲では致命的な破損や強い腐食は確認できません。
ローター周辺や受けも比較的落ち着いた状態を保っています。

【測定結果】
・日差:-432秒/日
・振角:176°
・ビートエラー:9.9ms
・振動数:21,600振動(Cal.7019A)

所見
・稼働自体は確認できている
・日差は大きく崩れている
・ビートエラーが非常に大きく、安定動作には未達
・振角も低く、十分なトルク伝達ができていない状態
・油切れやヒゲゼンマイ偏り、テンプ周辺のズレなど複合要因の可能性あり
・現状では販売基準には未達

ビートエラー9.9msという数値は、テンプの基準位置が大きくずれている状態を示しています。
単なる歩度調整では改善しない可能性が高く、分解点検を前提に状態を確認していく予定です。

一方で、ムーブメント全体には強い荒れ方は見られず、7019系らしい“整備で戻る余地”も感じています。
数値だけを見ると厳しい状態ですが、こうした個体が再び整っていく過程も、StoryWatchでは大切にしています。

今後は分解洗浄、再注油、テンプ周辺の点検調整を行い、ACTUS本来の軽快な動きへ戻していく予定です。
外装についても、過度な研磨は避けながら、ケースラインと当時の空気感を残す方向で整えていきます。

いまはまだ途中ですが、静かに再生を待っている一本です。
 

【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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