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【1968年11月製】KING SEIKO King Seiko 4502-7000/手巻き 銀文字盤/メダリオン |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1968年11月製、KING SEIKO 4502-7000。手巻きハイビート、Cal.4502Aを搭載したモデルです。
銀文字盤に整ったバーインデックス、KSロゴとHI-BEAT表記の配置が美しく、当時のキングセイコーらしい端正な佇まいを感じさせます。
直線を強調したケースフォルムはエッジが立ち、薄型ながら緊張感のある設計です。

外装には小傷は見られるものの、全体としては概ね美品の印象です。
裏蓋のKSメダリオンも残存しており、摩耗はあるものの欠落はありません。
長年使われながらも、大切に扱われてきたことがうかがえます。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
ハイビート機である4502Aは、適切な状態でこそ本来の精度を発揮するムーブメントであり、現状の数値を踏まえて分解点検が必要と判断しています。

ムーブメントは25石、Cal.4502A。
目視の範囲では大きな錆や致命的な損傷は確認できません。
稼働は安定しており、タイムグラファー上でもビートは継続しています。
裏蓋内側には『51.3.4』の手書き記載があります。
判読できる文字はその通りで、過去に整備を受けてきた痕跡が残されています。
少なくとも一度は人の手によりメンテナンスされ、受け継がれてきた個体であることが読み取れます。

【測定結果】
・日差:-23秒/日
・振角:129°
・ビートエラー:1.1ms
・振動数:36,000振動(Cal.4502A)

所見
・稼働自体は確認できている
・日差は大きく崩れてはいないが、振角が著しく低い
・ビートエラーはやや大きめで、安定域とは言い難い
・油切れや潤滑不足の可能性が高い
・ハイビート機で129°は本来の状態とは言えず、販売基準には未達

ハイビート36,000振動機において振角129°は、十分なトルクが伝達できていない状態を示しています。
油切れや摩耗、脱進機周辺の抵抗など、複合的要因が想定されますが、断定はせず分解確認を前提とします。

今後は分解洗浄、再注油、テンプ・脱進機の点検調整を実施し、ハイビートらしい振角と安定性を取り戻したうえで販売予定です。
外装は過度に研磨せず、エッジを保ちつつ整える方針です。

いまはまだ途中ですが、完成を待つ意味のある一本です。 
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、118,000〜158,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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