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【1965年11月製】SEIKO Sportsman Export 6602-9981/手巻き 銀文字盤/オリジナルブレス/タツノ |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1965年11月製、SEIKO Sportsman Export 6602-9981。
手巻き式のムーブメントを搭載した、海外向けに展開されたスポーツマン・エクスポートの一本です。
やや縦長のラウンドケースに、端正な銀文字盤。放射を抑えた穏やかな表情のダイヤルに、立体的なバーインデックスとシャープな針が組み合わされ、当時の実用時計らしい静かな緊張感があります。オリジナルブレスレットが残っている点も、この個体の履歴を感じさせる要素のひとつです。タツノオトシゴ意匠が示す通り、防水性能を意識して設計された世代のスポーツマンであり、輸出仕様らしい均整の取れたデザインが印象に残ります。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
現時点での稼働状態と測定結果は良好ですが、販売にあたっては最終的な内部確認と微調整を行ったうえで送り出したいと判断しています。

ムーブメントはCal.6602。
受けや歯車まわりに大きな腐食や欠けは見られず、全体として清潔感のある状態を保っています。実際に巻き上げると素直に動き出し、テンプの振りも安定しています。
裏蓋内側には「H7」「#441016P」の記載が確認でき、過去の点検や管理の痕跡と思われます。
長い年月の中で人の手が入りながら、大切に使われてきた流れが静かに伝わってくる個体です。

【測定結果】
・日差:−3秒/日
・振角:195°
・ビートエラー:2.3ms
・振動数:18,000振動(Cal.6602)

現状の測定では、稼働は安定して確認できています。
・大きな進み遅れはなく、日差は良好な範囲
・振角は実用域を保っており、致命的なエネルギーロスは感じられない
・ビートエラーはやや数値が出ており、今後の調整余地は残る
・脱進機やテンプ周辺に致命的な不具合を示す挙動は見られない

これらを踏まえ、現段階でも素性の良さは十分に感じられますが、油脂状態や長期使用を考慮し、オーバーホール後の販売を前提とします。必要な整備を一通り行い、本来のリズムを整えたうえで世に出したいと考えています。

本来の状態に整えてから、安心して引き継いでもらいたい、そんな一本です。
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜39,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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