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【1971年12月製】SEIKO 5 ACTUS 6106-7520/自動巻き 薄水色文字盤 |整備中

¥999,999

残り1点

整備中|この時計は、いま物語の途中にあります。

1971年12月製、SEIKO 5 ACTUS 6106-7520。
自動巻きムーブメントCal.6106Aを搭載した、1970年代初期のACTUSらしい軽快さを持つ一本です。

薄水色のサンバースト文字盤は、光の入り方によってやわらかく表情を変え、同年代のアクタスの中でも穏やかな印象を残す個体です。
ラグレスに近い小ぶりなケースフォルムとあわせ、日常の中で自然に使われることを前提とした設計が感じられます。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

すでに分解工程に入り、ムーブメント内部の状態確認を進めている段階です。
稼働は確認できているものの、測定数値からは潤滑状態や調整面に課題が見られるため、各パーツを取り外しながら状態の精査と整備方針の見極めを行っています。

分解中の状態からは、油の劣化や汚れの蓄積がある可能性が見受けられます。
振角が確保されている個体ではありますが、長年の使用に伴う潤滑不良や摩耗の影響が動作に現れている状態と考えられます。
現時点では洗浄前のため、細部の摩耗や接触状態については、洗浄後および組み上げ時の挙動を見ながら確認していきます。
確認できる範囲では大きな破損や欠損は見受けられていません。

裏蓋内側には「50.12.28 TM」と読める記載が確認できます。
昭和50年12月28日に整備が行われた可能性を示す記録であり、この時計が過去に手を入れられながら使われてきた履歴を物語っています。
開閉痕とあわせ、実用品としての時間の積み重ねが静かに残されています。

現在の動作状態は稼働していますが、精度および安定性の面では調整を要する段階です。

【測定結果】
・日差:+65秒/日
・振角:258°
・ビートエラー:1.1ms
・振動数:21,600振動(Cal.6106A)

▶︎ 測定結果に対する所見

・稼働は安定して確認できており、振角258°と十分な数値が出ています。
・日差+65秒/日は大きめであり、現時点では実用精度としては調整が必要な状態です。
・ビートエラー1.1msは許容範囲内ですが、より安定した状態へ向けて調整余地があります。
・振角が確保されている一方で日差が進み方向に出ていることから、油切れや潤滑不良、摩耗の影響が考えられます。
・致命的な損傷は見られないため、分解清掃と適切な調整により改善が見込まれる状態です。
・現段階では整備前提の個体であり、販売状態とはしていません。

今後は分解整備を継続し、洗浄、注油、組み上げ、精度調整を行いながら、この個体が本来持つ安定した動作とリズムを引き出していきます。
外装についても、文字盤の色味と全体の雰囲気を損なわないよう配慮しながら整えていく方針です。

すでに鼓動は保たれているものの、本来の状態へ向けて整えられている過程にある一本です。
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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