1/6

【1974年8月製】SEIKO 5 ACTUS 7019-7060/自動巻き 焼銀文字盤 |整備中

¥999,999

残り1点

整備中|この時計は、いま物語の途中にあります。

1974年8月製、SEIKO 5 ACTUS 7019-7060。
自動巻きムーブメントCal.7019Aを搭載した、1970年代中期のACTUSらしい実用機です。

焼銀の文字盤は、均一な色味ではなく、濃淡と質感にゆらぎを持った独特の表情を見せます。
経年変化に加えて、人の手が関わった可能性も感じられる仕上がりで、同型の中でも個性の強い印象を残す個体です。
ラウンドケースとシンプルなインデックス構成は、当時のACTUSに共通する日常使いを前提とした設計でありながら、この文字盤によって異なる雰囲気を帯びています。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
稼働自体は確認できているものの、曜日変更時に引っかかりを感じる挙動があり、カレンダー機構を含めた内部状態の確認が必要と判断しています。

ムーブメントはCal.7019A。内部を確認した段階では、長年の使用による油の劣化や潤滑状態のばらつきが想定される状態です。
全体として著しい腐食や破損は見受けられないものの、安定した動作には至っておらず、各部の抵抗や調整状態にばらつきがある可能性があります。
今後の分解整備により、輪列や脱進機、カレンダー機構の状態を含めて詳細に確認していきます。

裏蓋内側には「31.2 6 H」と読める手書きの記録が残されています。
内容の詳細は特定できませんが、過去に整備や点検が行われた履歴の一部と考えられ、この時計が実際に使われながら維持されてきた個体であることを示しています。
開閉痕とあわせて、長い時間の中で人の手を経てきた痕跡が静かに残されています。

現在の動作状態は稼働していますが、ビートが安定せず、測定値が定まらない状態です。

【測定結果】
・日差:測定不可(動作不安定のため)
・振角:測定不可(動作不安定のため)
・ビートエラー:測定不可(動作不安定のため)
・振動数:21,600振動(Cal.7019A)

▶︎ 測定結果に対する所見

・稼働自体は確認できているものの、安定したビートが得られていない状態です。
・曜日切り替え時の引っかかりから、カレンダー機構周辺に抵抗や調整不良がある可能性があります。
・油切れや潤滑不良、脱進機周辺の抵抗増加などが複合的に影響している可能性があります。
・現時点では安定した精度状態とは言えず、実用には適さない状態です。
・分解清掃および再調整を前提とした個体であり、整備前提で判断しています。

今後はムーブメント全体のオーバーホールを前提に、カレンダー機構を含めた各部の調整を行っていきます。
外装については、この個体特有の焼銀文字盤の表情を損なわないよう、必要以上の介入は行わず、内部から本来のリズムを取り戻すことを優先します。

いまはまだ途中段階にある一本です。

【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

Currently international shipping unavailable

¥999,999

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品