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【1974年7月製】SEIKO 5 ACTUS 7019-7060/自動巻き 銅文字盤 |整備中

¥999,999

残り1点

整備中|この時計は、いま物語の途中にあります。

1974年7月製、SEIKO 5 ACTUS 7019-7060。
自動巻きムーブメントCal.7019Aを搭載した、1970年代中期のACTUSらしい実用性を備えた一本です。

銅色の文字盤は、光の当たり方によって赤銅色から深いブラウン寄りの色味へと表情を変えます。ラウンドケースに端正なバーインデックスを合わせた構成は、日常使いの時計でありながら、落ち着いた存在感を持っています。この個体は、文字盤の色味そのものが強い印象を残す一本です。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

すでに分解工程に入り、ムーブメント内部の状態確認を進めている段階です。動作している個体ではありますが、測定数値からは内部抵抗や調整ズレが考えられるため、分解を行いながら整備方針を見極めています。

分解中の状態からは、長年の使用による油の劣化や汚れの蓄積がある可能性があります。現時点では洗浄前であり、細かな摩耗や接触状態については今後の工程で確認していきますが、確認できる範囲では大きな欠損や致命的な破損は見受けられていません。振角の低さを踏まえると、輪列や脱進機まわりの抵抗、潤滑状態の低下が影響している可能性があります。

裏蓋内側には「S55.5.4」と読める記載が確認できます。昭和55年5月4日頃に何らかの整備や点検を受けた可能性があり、この時計が使われながら手を入れられてきた履歴を示す痕跡として残っています。開閉痕も含め、実用品として過ごしてきた時間が静かに感じられます。

現在の動作状態は稼働しています。連続稼働は確認できていますが、振角が低く、精度面にも調整余地があるため、現時点では安定した実用状態とは判断していません。

【測定結果】
・日差:+62秒/日
・振角:158°
・ビートエラー:4.5ms
・振動数:21,600振動(Cal.7019A)

▶︎ 測定結果に対する所見

・稼働は確認できており、完全な不動ではありません。
・一方で振角158°は低く、油切れや汚れ、内部抵抗の増加が影響している可能性があります。
・日差+62秒/日は進み方向に大きく、現時点では実用精度とは言えない状態です。
・ビートエラー4.5msも大きく、テンプまわりや脱進機周辺の調整が必要と考えています。
・動作自体は確認できていますが、整備前提の個体であり、現段階では販売状態ではないと判断しています。

今後は分解整備を継続し、洗浄、注油、組み上げ、精度調整を行いながら、この個体が本来持つ安定した動作へどこまで戻るかを確認していきます。銅文字盤の表情を大切にしながら、実用性と雰囲気のバランスを見て整えていく方針です。

いまはまだ途中段階にある一本です。

【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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