【1971年5月製】SEIKO 5 ACTUS 7019-7070/自動巻き 黒緑文字盤 /オリジナルブレス|未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1971年5月に製造された、SEIKO 5 ACTUS 7019-7070。
自動巻きムーブメントを搭載した、1970年代を象徴するアクタスの一本です。
グレーがかった黒緑文字盤をベースに、外周をぐるりと囲む白いライン。
その内側に配置されたバーインデックスが、当時の都会的で少し尖った空気感をそのまま閉じ込めています。
スクエア寄りの力強いケースラインも相まって、70年代の若者たちに支持された理由がよく分かるデザインです。
派手さはありませんが、ACTUSらしい実用性とデザイン性のバランスが、この個体ならではの魅力として素直に感じられます。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
外観・機構ともに大きな破綻は見られませんが、測定値からは長い年月を経てきた個体であることがはっきりと読み取れます。
現状を正確に把握したうえで、無理のない形で本来の状態に近づける必要があると判断しました。
ムーブメントはCal.7019A。
内部には過度な汚れや深刻な摩耗は見られず、基本的な構成は健全な印象です。
一方で、受けやローター周辺には経年相応の擦れや使用感が確認できます。
裏蓋内には明確なオーバーホール記録は見当たらず、長い時間の中で最低限の調整を受けながら使われてきた個体であることがうかがえます。
誰かの日常に寄り添い、また次へと受け継がれてきた、その痕跡が静かに残っています。
【測定結果】
・日差:+60〜70秒/日
・振角:122°
・ビートエラー:1.3ms
・振動数:21,600振動(Cal.7019A)
【測定結果からの所見】
・自動巻きによる稼働は安定して確認できている
・日差は大きめで、精度の安定性には欠ける状態
・振角が低く、油切れや駆動効率の低下が想定される
・現時点では、販売に適した状態とは判断していない
今後はオーバーホールを前提とし、ムーブメント全体の洗浄・注油・再調整を行ったうえで、精度の改善を図る予定です。
外装については大きく手を加えず、あくまで経年の風合いを残しながら、実用に耐える状態へ整えてから販売したいと考えています。
いまはまだ途中ですが、完成を待つ意味のある一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、41,800〜46,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
