【1973年1月製】SEIKO 5 ACTUS 6160-7590/自動巻き カット青文字盤 |整備中
¥999,999
残り1点
整備中|この時計は、いま物語の途中にあります。
1973年1月製、SEIKO 5 ACTUS 6160-7590。
自動巻きムーブメントを搭載した、1970年代らしい実用性とデザイン性を併せ持つ一本です。
ブルーの文字盤は角度によって表情を変え、上に重なるカットガラスと相まって独特の奥行きを生み出しています。
ラウンドケースに収められたこの構成は、当時の量産実用機でありながら、視覚的な個性をしっかり持ったモデルです。
ACTUSらしい日常使いを前提とした設計の中に、時代特有の遊び心が感じられます。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
すでに分解工程に入り、ムーブメント内部の状態確認を進めている段階です。
長年の使用によって蓄積された油の状態や汚れ、摩耗の有無を確認しながら、この個体に適した整備方針を見極めています。
分解中の写真からは、各パーツを取り外しながら確認を進めている様子が見受けられます。
現時点では洗浄前の状態であり、内部には油切れや汚れの付着がある可能性がありますが、確認できる範囲では大きな腐食や致命的な破損は見受けられていない印象です。
今後の洗浄工程と組み上げ時の挙動を見ながら、より詳細な判断を行っていきます。
裏蓋内側については、大きなサビや腐食は確認されていない状態です。
開閉痕は見られますが、これは過去に整備や点検が行われてきた痕跡であり、この時計が実際に使われながら維持されてきたことを示しています。
現在の動作状態は不動です。日付変更機構は作動しており、カレンダー機構自体は機能していることが確認できますが、駆動系としての連続稼働は確認できていません。
【測定結果】
・日差:測定不可(不動のため)
・振角:測定不可(不動のため)
・ビートエラー:測定不可(不動のため)
・振動数:21,600振動(Cal.6160)
▶︎ 測定結果に対する所見
・現時点では不動であり、安定した稼働状態には至っていません。
・日付変更が可能であることから、カレンダー機構や一部の輪列は機能している可能性があります。
・不動の要因としては、油切れ、汚れによる抵抗増加、または脱進機周辺の動作不良などが考えられます。
・大きな腐食が見られない点から、分解清掃と適切な注油、調整によって再稼働に至る可能性は残されている状態です。
・いずれにしても、現段階では整備前提の個体であり、実用には適さない状態と判断しています。
今後は分解整備を継続し、洗浄、注油、組み上げ、精度調整を行いながら、再稼働の可否と安定性を確認していきます。
外装についても、使用傷を含めたこの個体の履歴を活かしながら、全体のバランスを整えていく方針です。
働き続けてきた痕跡を残しながら、いま再び動き出す準備に入っている段階にあります。
いまはまだ途中段階にある一本です。
再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。 必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。 整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
