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【1970年9月製】KING SEIKO King Seiko 5625-7000/自動巻き 金白文字盤 |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1970年9月製、KING SEIKO 5625-7000。
自動巻き、Cal.5625Aを搭載したハイビートモデルです。
毎時28,800振動という当時の高振動設計を持ち、精度追求の象徴とも言える世代の一本です。

金色ケースに金白文字盤。放射仕上げのダイヤルは光の角度によって柔らかく表情を変え、ゴールドのインデックスと針が上品に調和しています。
約60年を経た個体としては外装コンディションは良好で、大きな荒れや強い劣化は見受けられません。

ケースはフルケース一体型構造。
裏蓋はスクリューバックではなく、前面からアクセスする設計思想です。
直線的で厚みのあるラグ造形は、キングセイコーらしい力強さを感じさせます。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備準備中です。

ムーブメントには
「SEIKO 25 JEWELS JAPAN 5625A」
の刻印を確認。受けやローター周辺に目立つ腐食は見られず、視覚的には整った状態を保っています。

しかし、分解および測定の結果から、内部コンディションは要整備と判断しています。

【測定結果】
・日差:-489秒/日
・振角:197°
・ビートエラー:2.3ms
・振動数:28,800振動(Cal.5625A)

日差は大きくマイナス方向へ振れており、ビートエラーも2.3msと大きめの数値です。
振角は197°と極端に低いわけではありませんが、ハイビート機としては理想値には届いていません。

所見
・稼働自体は確認できている
・日差は大きく遅れ方向へ偏り
・ビートエラーは要調整レベル
・振角は中程度だが最適状態ではない
・油切れ、ヒゲゼンマイのセンターずれ、脱進機周辺の抵抗増大など複合的要因が想定される
・現時点では販売できる状態ではない

外装は良好な印象を保っていますが、内部は長期間のメンテナンス未実施が推察される状態です。まずは分解洗浄を前提とした基礎整備を行い、ビート修正および歩度の安定化を最優先とします。

見た目の美しさに機械としての健やかさが伴ってこそ、本当の価値が宿ります。
ハイビート本来の鼓動を取り戻してから、あらためて世に送り出したい一本です。
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、98,000〜128,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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