【1974年4月製】KING SEIKO King Seiko 5625-7113/自動巻き 銀文字盤 |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1974年4月製、KING SEIKO 5625-7113。
自動巻き、Cal.5625Bを搭載したハイビートモデルです。
毎時28,800振動。
1970年代のセイコーが到達した高精度志向を象徴するムーブメントであり、キングセイコー後期を支えた完成度の高い実用機でもあります。
5625-7113は、直線的なケースラインと薄型設計が特徴的なモデル。
シャープなラグ形状と、無駄を削ぎ落とした銀文字盤が組み合わされ、当時の“精密機械としての美しさ”が色濃く表れています。
この個体は、一見すると非常に静かな印象です。
過度な装飾はなく、細身のバーインデックスと細く鋭い針が、キングセイコーらしい緊張感を生み出しています。
文字盤には細かな経年変化や点状変化が見られるものの、大きく雰囲気を損なうほどではなく、半世紀近い時間を経た時計としては比較的落ち着いた状態を保っています。
ケースにも小傷や使用感はありますが、エッジラインはまだ残っており、研磨で消し切られていない“当時の輪郭”を感じられる個体です。
現在は動作しているものの、タイムグラファー測定では
日差 -117秒、振角124°、ビートエラー0.5ms を確認。
ビートエラー自体は大きく崩れていない一方で、振角は大幅に低下しており、内部油切れや輪列抵抗、ゼンマイの弱りなど、機械内部には長年の蓄積が感じられる状態です。
裏蓋内側には『52.3 MM』と思われる手書き整備記録も残されていました。
昭和52年3月の整備記録であれば、この時計が長い年月の中で実際に使われ、手入れされながら受け継がれてきた痕跡とも考えられます。
【測定結果】
・日差:-117秒前後
・振角:124°
・ビートエラー:0.5ms
*簡易測定値(参考値)
【現在の状態】
・自動巻き Cal.5625B 搭載
・ハイビート 28,800振動
・銀文字盤
・SSケース
・動作中
・要オーバーホール状態
・未整備状態
まだ、この時計は販売水準には達していません。
ですが、1970年代キングセイコーらしい静かな気品と、精密機械としての佇まいは、いまも確かに残っています。
この時計は、いま静かに“再生の順番”を待っています。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、98,000〜128,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
