【1969年6月製】KING SEIKO King Seiko 4502-7000/手巻き 乳白経年優美文字盤/60年代純正系ブレス |販売中
¥148,000
残り1点
1969年6月。
高度経済成長のただ中で生まれ、半世紀以上の時間を越えて、いまも静かに動き続けている一本です。
KING SEIKO 4502-7000。
手巻き式ハイビートムーブメント「Cal.4502A」を搭載した、45KS系を代表するモデルです。
シャープなラグと薄型ケース。
無駄を削ぎ落としたラウンドケースに、端正なバーインデックス。
派手さではなく、“精度と造形”で魅せる設計思想が、この時代のキングセイコーらしさとして静かに現れています。
この個体は、経年によって乳白色へと柔らかく変化した文字盤が印象的です。
均一な白ではなく、時間を重ねた個体だけが持つ自然な生成りの表情へ変化しており、鏡面ケースとの対比によって独特の空気感をまとっています。
文字盤には経年変化や細かな変色が見られますが、強いダメージとして現れている印象ではなく、この個体特有の風合いとして残されています。
針・インデックスは経年相応の状態を保ちながら、視認性はしっかり維持されています。
ケース外装には使用に伴う小傷が見られますが、45KSらしいエッジラインは比較的しっかり残っています。
ラグの造形も痩せすぎた印象は少なく、光の反射によって当時のシャープな面構成が感じ取れる状態です。
風防はクリスタルガラスへ変更済みです。
現行ガラスならではの透明感があり、乳白化した文字盤との相性も良くまとまっています。
内部については、StoryWatchにて簡易整備を実施。
注油・調整を中心に行い、現在は安定して稼働しています。
ムーブメント内部には経年機らしい使用感は見られるものの、大きく荒れた印象はなく、45KSらしい繊細な鼓動を感じられる状態でした。
整備済み個体ではありますが、半世紀以上を経過したヴィンテージ機であることを前提にお考えください。
裏蓋内側には、StoryWatchにて実施した整備日を記録するスタンプを押印しています。
どの時点で整えられた個体であるかを明確にし、次に受け継がれるための基準として残しています。
【測定結果】
・日差:-7秒/日
・振角:211°
・ビートエラー:0.6ms
・振動数:36,000振動(Cal.4502A)
▶︎ 稼働は現在安定しています。
▶︎ 高振動機らしい細かな刻みを維持しています。
▶︎ 振角は突出して高くはありませんが、実用域で推移しています。
▶︎ 姿勢差や使用環境による変化は出る可能性があります。
▶︎ 高精度を追求した当時の設計思想を感じられる個体です。
▶︎ 現代時計のような防水性・耐衝撃性を前提とした個体ではありません。
組み合わせた60年代純正系ブレスは、当時らしい空気感を自然に引き立てています。
革ベルトとはまた異なる、“工業製品としての美しさ”が前面に現れる組み合わせです。
新品には存在しない柔らかな文字盤。
使い込まれながらも残されたケースライン。
そして、静かに刻み続ける36,000振動。
時間そのものの表情を感じさせてくれる一本です。
【ご購入前に】
本個体は製造から長い年月を経たヴィンテージ時計です。
外装には小傷や経年変化が見られ、内部についても現行品のような均一な精度や状態を前提としたものではありません。
現在は動作確認および測定を行い、実用可能な状態を確認しておりますが、
日差や精度、持続時間などは使用環境や姿勢差により変化する可能性があります。
また、防水性能については保証しておりません。
日常使用においても、水濡れには十分ご注意ください。
本商品は、現代の工業製品とは異なる「時間を経た個体」であることをご理解のうえ、
その特性も含めてお楽しみいただける方へお届けできれば幸いです。
