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【1969年8月製】KING SEIKO King Seiko 4502-7000/手巻き 経年優美白文字盤/メダリオン/純正ブレス |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1969年8月製、KING SEIKO 4502-7000。
手巻き式ハイビート、Cal.4502Aを搭載した25石モデルです。
36,000振動という高振動数を誇り、当時のセイコーが精度を追い求めた到達点とも言える存在です。
端正なラウンドケースに、シャープなバーインデックス。
6時位置には“KS HI-BEAT”と稲妻マークが配され、45KSならではの緊張感ある佇まいを感じさせます。

文字盤は経年により柔らかなアイボリーへと変化しています。
均一な焼けではなく、点在する表情があり、光の角度によって奥行きを見せます。
同じ変化を辿った個体は存在せず、この時計固有の時間が刻まれています。
インデックスの黒差しも視認でき、針との調和も保たれています。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

ムーブメントには「SEIKO 25 JEWELS」「4502A」「JAPAN」の刻印が確認できます。
受けや歯車に目立つ腐食は見られず、全体として整然とした印象です。
手巻き操作は可能で、稼働も確認できています。
裏蓋内側には手書きで「G 51 8 7」「54.7.26」の記載が見られます。
過去の整備記録と推測され、少なくとも昭和54年7月26日に人の手が入った痕跡が残っています。
外側には金色のKSメダリオンと、シリアル「983101」、リファレンス「4502-7000」、および「JAPAN-A」の刻印が確認できます。
使われ、整備され、受け継がれてきた流れが静かに刻まれています。

【測定結果】
・日差:-59秒/日
・振角:102°
・ビートエラー:0.4ms
・振動数:36,000振動(Cal.4502A)

所見
・現時点で稼働は確認できている
・ビートエラーは許容範囲内で安定傾向
・振角はハイビート機としては低く、十分な状態とは言い難い
・日差も大きく、精度は安定していない
・油切れや潤滑状態の低下、脱進機周辺の抵抗などが要因の可能性
・現段階では販売できるコンディションではないと判断

ハイビート機は振角の回復が精度に直結します。
分解洗浄と適正な注油、姿勢差の確認を経て、本来のリズムを取り戻してから世に送り出す予定です。
文字盤の風合いはそのまま活かし、外装は過度に手を加えず、個体の物語を尊重する方向で整えていきます。

いまはまだ途中ですが、完成を待つ意味のある一本です。 
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、118,000〜158,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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