【1965年11月製】KING SEIKO King Seiko 4402-8000/手巻き 白文字盤/メダリオン /純正ブレス |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1965年11月製、KING SEIKO 4402-8000。
手巻き式、Cal.4402Aを搭載した25石モデルです。
セイコー第二精工舎が手掛けた44KS系は、後年の45KSへとつながる設計思想の源流にあたる存在です。
ラウンドケースにシャープなラグ、端正なバーインデックス。
6時位置には「KING SEIKO」「DIASHOCK 25 JEWELS」の表記が入り、実直で誠実な美しさを湛えています。
白文字盤は一見すると整った印象ですが、よく観察すると細かな点状の経年変化が確認できます。
完全無欠の保存状態ではなく、時間を経たことがわずかに感じ取れる程度の美品。
その控えめな変化が、この個体をより自然な存在にしています。
針・インデックスともに大きな劣化は見られず、全体として均整の取れた印象を保っています。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
ムーブメントには「SEIKO 4402A 25 JEWELS JAPAN」の刻印が確認できます。
受けや歯車の状態は整然としており、目立つ腐食や荒れは見受けられません。
巻き上げ操作はスムーズで、稼働も確認できています。
裏蓋外側には金色のKING SEIKOメダリオンが残り、王冠と盾の意匠も鮮明です。
シリアル「5N04254」、およびリファレンス「4402-8000 JAPAN-A」の刻印を確認。
裏蓋内側には青と赤で「33.7」と読める手書きの記載があり、過去の整備または検品記録の痕跡と推測されます。
長い年月の中で、人の手を経ながら維持されてきたことが感じられる個体です。
【測定結果】
・日差:+15秒/日
・振角:182°
・ビートエラー:0.2ms
・振動数:18,000振動(Cal.4402A)
所見
・稼働は安定して確認できている
・ビートエラーは良好な数値
・日差は実用範囲内
・振角はやや低めで、整備による回復の余地あり
・油の状態や潤滑状況の確認が必要
・現時点では販売前整備を行う判断
外装は大きな打痕や破綻は見られませんが、細かな擦れや経年の痕跡は確認できます。
それらを消し去るのではなく、この個体が歩んできた時間として尊重しながら整えていく方針です。
過度に完璧ではないからこそ、実在感がある。
静かな品格を保ったまま時を重ねてきた、そんな一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、118,000〜158,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
