【1965年7月製】SEIKO Sportsman Export 6602-9981/手巻き 銀棒銀文字盤/タツノ/リューズ無 |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1965年7月製、SEIKO Sportsman Export 6602-9981。
手巻きムーブメントを搭載した、当時の輸出モデルにあたる一本です。
銀の放射仕上げが静かに広がる文字盤に、シンプルなバーインデックスが整然と配され、過度な装飾を排した実用時計らしい佇まいが印象的です。ラウンドケースに収められた端正なデザインは、1960年代のセイコーらしい機能美を感じさせます。
いわゆる「タツノ」表記のある輸出仕様であり、国内向けとは異なる背景を持つ点も、この個体の魅力の一つと言えます。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
現時点では不動であり、巻き上げ機構の要となるリューズが欠損しているため、正常な操作が行えない状態です。
あわせて風防は新品への交換を予定しており、外装・機構ともに一度リセットしたうえでの再生が必要と判断しています。
ムーブメントはCal.6602。内部の確認からは、大きな破損は見受けられないものの、長期間の停止を経た印象があり、油分の劣化や各部の固着が進行している可能性があります。
裏蓋内側には明確な整備記録やスタンプは確認できず、過去の履歴は多くを語らない個体ではありますが、その分、これからの整備によって状態を一つひとつ積み上げていく余地が残されています。
長い年月の中で静かに時を止めていた個体が、再び動き出す準備段階にある、そうした印象を受けます。
【測定結果】
・日差:測定不可
・振角:測定不可
・ビートエラー:測定不可
・振動数:18,000振動(Cal.6602)
*不動状態のため測定不可。
リューズ欠損により巻き上げおよび安定動作が行えない状態です。
所見
・現時点では稼働確認ができていない
・動作そのものが成立しておらず、安定性の評価は不可
・このままでは販売可能な状態には至っていない
・リューズ欠損により巻き上げ機構が機能していない
・内部は油切れや固着の可能性があり、分解洗浄が前提となる状態
今後はリューズ部品の調達を行い、巻き上げ機構を復旧させたうえで分解洗浄を実施予定です。風防は新品へ交換し、外装の清掃も含めて全体のコンディションを整えていきます。現段階では販売を行わず、正常な動作と安定した精度を確認できた段階で、あらためてご案内する方針です。
いまはまだ静かに時を止めていますが、本来の鼓動を取り戻してから世に送り出したい一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜39,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
