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【1965年2月製】SEIKO Champion 850 7622-8981/手巻き 銀縁点銀文字盤/タツノ/リューズ無 |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1965年2月に製造された、SEIKO Champion 850。
型番は7622-8981、手巻き式ムーブメントを搭載した一本です。
銀縁を伴う点銀文字盤に、タツノオトシゴの系譜を感じさせる落ち着いた意匠。
派手さはありませんが、光の当たり方でわずかに表情を変える文字盤は、当時の実用時計らしい静かな美しさを備えています。
Champion 850らしい端正さと、道具としての潔さが共存した個体です。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
ただし本個体については、現段階では再生準備中の「保留個体」という位置付けになります。
リューズが欠品しており、あわせてリューズ真も確認できない状態のため、現時点では巻き上げ操作が行えず、不動品としての管理となっています。

ムーブメントを確認すると、「SEIKOSHA」「17 JEWELS」の刻印が読み取れ、地板や歯車の状態は比較的良好です。
致命的な腐食や欠損は見られず、清掃と適切な部品交換を前提とすれば、再生の余地を十分に感じさせるコンディションです。
裏蓋内側には手書きで「46.9.23」と記された整備記録が残されており、1971年9月23日に何らかの作業が行われた痕跡と考えられます。
長い時間の中で、人の手が入り、使われ、そして止まった
——その流れが静かに伝わってくる個体です。

【測定結果】
・日差:測定不可
・振角:測定不可
・ビートエラー:測定不可
・振動数:18,000振動(Cal.7622系 手巻き)

*リューズおよびリューズ真の欠品により巻き上げが行えず、タイムグラファーによる測定は実施できていません。

【所見】
・現時点では不動状態である
・ムーブメント外観からは大きなダメージは確認されない
・欠品部品が揃えば再生可能性は高いと判断している
・油切れや長期停止による固着の可能性が考えられる
・脱進機や輪列の詳細確認は、巻き上げ可能な状態になってから行う予定

【今後の整備・販売方針】
本個体は、リューズおよびリューズ真の入手を待ったうえで、再生を前提とした整備を行う予定です。
現段階では販売は行わず、部品が揃い次第、オーバーホールを実施し、改めて状態を評価します。完成後に初めて、この時計の次の役割を考えたいと考えています。

いまはまだ止まっていますが、再び時を刻む可能性を秘めた、そんな一本です。
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、49,800〜69,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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