【1977年9月製】SEIKO 5 ACTUS 7019-8010/自動巻き 銀棒針白文字盤/新印 /オリジナルブレス |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
この個体は、1977年9月に製造された SEIKO 5 ACTUS。
型番は 7019-8010、自動巻きムーブメントを搭載した後期ACTUSの一本です。
白文字盤に銀色の棒針、いわゆる“新印”表記のダイヤルを備え、70年代後半らしい端正で整理された表情を持っています。
ケースデザインも無駄がなく、シリーズ後期ならではの落ち着きと実用性を感じさせる構成です。
ACTUSの中でも1977年製というのは比較的若く、StoryWatchの取り扱い個体群の中では新しい部類に入ります。
それだけに、現在眠った状態にあることが、かえって印象に残る一本でもあります。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
ムーブメントはCal.7019系。
外観上は大きな欠損は見られず、部品構成も一通り揃っていることが確認できます。
ただし現状では不動で、ローターを回しても自走には至りません。
裏蓋内側には目立った刻印や整備年月の記録は確認できず、長期間手が入っていなかった可能性が高い印象です。
使われる時間が止まり、そのまま保管されてきた
——そんな経緯を想像させます。
【測定結果】
・日差:測定不可
・振角:測定不可
・ビートエラー:測定不可
・振動数:21,600振動(Cal.7019系)
不動状態のため、タイムグラファーでの安定した測定は行えていません。
【現時点での所見】
・現状では自走せず、稼働確認はできていない
・リューズ操作は良好で、切替や感触に大きな違和感はない
・販売できる状態には達していない
・油切れによる輪列停止、脱進機周りの固着、香箱内部のトルク不足などが主な原因として考えられる
・カレンダー機構を含む7019系特有の抵抗増大も視野に入れる必要がある
この個体については、単なる調整ではなく、完全なオーバーホールが前提となります。
構造的に致命的な破損が見られない限り、再生できる可能性は十分にあり、目を覚ましたときには後期ACTUSらしい安定感を発揮してくれるはずです。
時間を止めていた理由をひとつずつ解きほぐし、本来のリズムを取り戻してから、活躍の舞台を用意したい
——そんな思いで向き合っている一本です。
いまはまだ眠っていますが、再び時を刻む意味のある一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、41,800〜46,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
