【1972年6月製】KING SEIKO VANAC 5626-7140/自動巻き 濃淡金文字盤/オリジナルブレス |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
この一本は、1972年6月製・KING SEIKO VANAC(5626-7140)。
バナックらしい多面カットケースに、濃淡のある金文字盤を組み合わせた、70年代KSを象徴する一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、118,000〜148,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
光の当たり方で表情を変える文字盤は、単色では出せない奥行きを持ち、
インデックスや針の立体感と相まって、非常に完成度の高いデザインに仕上がっています。
オリジナルブレスが残っている点も、この個体の魅力のひとつです。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
裏蓋内側には極小の押印「3 M 3」が確認でき、過去に点検・整備を受けながら使われてきた履歴がうかがえます。
一方で風防には割れがあり、実用・販売を考えると交換が前提となる状態です。
今回のタイムグラファー測定では、下記の数値を確認しました。
【測定結果】
・日差:−49秒/日
・振角:約249°前後
・ビートエラー:2.6ms
・振動数:28,800振動/時(Cal.5626系)
今回の数値は、まず「テンプがしっかり息をしている」ことが見える内容です。
振角が約249°まで出ており、基礎コンディションとしては悪くありません。
一方で日差はマイナス側に寄っており、ビートエラーも2.6msとやや大きめで、姿勢差や安定性の面はまだ整備余地が残ります。
▶︎ 測定についての所見
・振角249°は、油切れや強い抵抗が全面に出ている状態ではないことを示唆
・日差−49秒は、調整(緩急)だけでなく、油の状態・姿勢差の影響も疑われる
・ビートエラー2.6msは“要調整域”。テンプ受け周りやヒゲのセンター、アンクル周辺の状態確認が効いてくる
・現状でも動いてはいるが、「気持ちよく長く使う」には一度リセット(分解清掃+注油+調整)が前提
見た目の完成度が高いぶん、内部が整った瞬間にこの時計は一段と映えます。
このバナックが本来持つシャープさと品のある歩度を取り戻した状態で世に送り出すため、
StoryWatchとして次の整備工程へ進める予定です。
