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【1966年10月製】SEIKO Sportsman Export 6602-9981/手巻き 銀文字盤/タツノ/還暦/38 |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

この一本は、1966年10月製の SEIKO Sportsman Export(6602-9981)。
手巻きムーブメントを搭載した、当時の輸出仕様モデルです。

落ち着いた銀文字盤に、端正なバーインデックス。
裏蓋にはタツノオトシゴの意匠が刻まれ、国内向けとは異なる Export 表記が与えられた一本です。
実用性を重視しながらも、海外市場を意識した佇まいが感じられます。

1966年製という点も、この個体に特別な意味を与えています。
いわゆる還暦にあたる年の時計。時間を重ねてきた背景そのものが、この個体の魅力の一部になっています。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

搭載されているのは、Cal.6602 系の17石・手巻きムーブメント。
ムーブメント全体を確認した印象としては、大きな欠損や致命的な摩耗は見られません。
ただし、各部の動きには経年による疲労が感じられ、整備を前提とした状態であることは明らかです。

裏蓋には輸出モデル特有の刻印が確認でき、
この時計が実際に使われ、必要に応じて人の手が入ってきたことがうかがえます。
単なる未使用品ではなく、確かに時間を刻んできた個体です。

【測定結果】
・日差:+70秒/日
・振角:169°
・ビートエラー:0.4ms
・振動数:18,000振動(Cal.6602)

稼働は確認できていますが、日差はやや大きく、
振角も十分とは言えないため、ムーブメント全体のエネルギー不足が数値として表れています。

▶︎ 測定結果に対する所見
・手巻きによる始動、連続稼働は確認済み
・ビートエラーは小さく素直だが、日差は現状で大きめ
・振角が低めで、安定性に余裕がない
・現時点では販売できる状態ではなく、整備前提の個体
・油切れや摩擦増加(脱進機周辺・輪列)、ゼンマイの出力低下などが要因として考えられる

外装や文字盤の表情は、この年代ならではの落ち着きがあり、雰囲気としてはすでに完成された佇まいを見せています。
だからこそ内部も、それに見合う状態まで引き上げたい。

オーバーホールを行い、本来の軽やかな鼓動を取り戻したうえで販売を予定しています。
還暦という節目を背負い、次の時間へ進む準備を整える、そんな一本です。
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜39,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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