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【1970年12月製】KING SEIKO King Seiko 5625-7000/自動巻き 白文字盤 |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1970年12月製、KING SEIKO 5625-7000。
自動巻き、Cal.5625Aを搭載したハイビートモデルです。毎時28,800振動という当時の高振動設計を採用し、精度追求の時代を象徴する一本です。

白文字盤に端正なバーインデックス、12時位置に「SEIKO AUTOMATIC」、6時位置に「KS HI-BEAT」の表記。
造形そのものは極めて端正ですが、文字盤外周部を中心に劣化が進行しており、塗装の浮きや変色が確認できます。美観としては均一ではありませんが、それはこの個体が歩んできた時間の痕跡でもあります。

ケースは一体型構造。
裏蓋はスクリューバックではなく、前面からムーブメントへアクセスする設計です。
キングセイコーらしい直線的なラグ造形は保たれており、当時の力強さを感じさせます。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

ムーブメントには「SEIKO 25 JEWELS JAPAN 5625A」の刻印を確認。
ローターや受けに大きな腐食は見られず、全体としては整った状態を保っています。
稼働は確認できています。

ケース底内側には手書きで「No.10」の記載を確認。
詳細な意味は断定できませんが、過去に人の手が入った記録のひとつと考えられます。
こうした痕跡もまた、この個体が整備を受けながら受け継がれてきた流れを物語っています。

【測定結果】
・日差:+21秒/日
・振角:152°
・ビートエラー:1.9ms
・振動数:28,800振動(Cal.5625A)

再測定の結果、日差は+21秒/日を表示しています。
振角は152°と低め、ビートエラーは1.9msとやや大きめの数値です。

所見
・稼働自体は確認できている
・日差は+21秒/日で推移
・振角は低めであり、十分な振れとは言えない状態
・ビートエラーは調整余地あり
・油切れ、脱進機周辺の状態、輪列抵抗など複合的要因が想定される
・現時点では販売できる状態ではない

現状でも動作はしていますが、ハイビート本来の安定した振れとは言い難い状態です。
まずは分解洗浄を前提とした基礎整備を行い、振角とビートの改善を優先します。
その上で最終調整を実施し、安定性を確認してから販売へ進める予定です。

時間の痕跡を刻んだ文字盤とともに、機械としての健やかさも取り戻してから世に送り出したい一本です。 
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、98,000〜128,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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