【1965年6月製】SEIKO 5 SportsmaticCalender820 7625-8050/自動巻き/正四角銀文字盤/クジラ/60年代純正系ブレス |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
本個体は、1965年6月製造の Cal.7625 を搭載した “Sportsmatic Calendar 820”。
同時期の「5 Sportsmatic(5スポーツマチック)」とは別ラインで、より落ち着いた角型ケースとシンプルなダイヤル構成をもつモデルです。
裏蓋には経年で薄れかけたクジラメダリオンが残り、
内側には黒墨で 「09,3 早川様」 と読める手書きメモが確認できます。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
タイムグラファー測定において、下記の数値が確認されています。
【測定記録(Timegrapher)】
Beat Rate:18,000 bph
測定姿勢:6時下
RATE : 0 s/d
AMPLITUDE: 0°
BEAT ERROR:0.0 ms
LINES :反応なし(ノイズのみ)
▶︎ ゼンマイをフルに巻き上げても計測波形が発生せず、鼓動の拾い込みがゼロの状態。
▶︎ モーターは力を失っており「動力が伝わらない」「脱進機が動いていない」いずれかの可能性が高いです。
▶︎ 手巻き併用機構を持つCal.7625の典型的な“完全停止前兆”で、長期間オイル切れで放置されていた印象も感じられます。
▶︎ 管理人視点での考察
* 自動巻きローターの可動は視認できるが、テンプへの伝達が完全に途切れている印象
→ 深部の固着、香箱トラブル、歯車列の停止などが考えられる
* ムーブメント自体はサビが見られず、再生の余地は十分
→ Cal.7625 は部品供給が多く「救える」キャリバー
* 中の状態を見た限り、丁寧な分解洗浄(OH)で蘇る可能性は高い
→ ただし完全停止個体は“やさしく慎重に”が必須
《裏蓋メモについて》
「09,3 早川様」という書き込みは、
・2009年3月に点検依頼した時計
・“早川”という名前の修理職人 or オーナーの記録
いずれにも解釈できますが、
時代的に修理履歴を示す可能性が高い と読むのが自然です。
【この個体について】
本個体は、いま**「動かないSportsmatic」**ですが、
内部の保存状態を見る限り “眠っているだけ” の可能性が高く、
適切な整備で再び時を刻む姿が期待できます。
同年代の5スポーツとは異なる上品な正方形ケース、端正な銀文字盤、クジラメダリオン。
“動く姿を想像するだけでワクワクする一本”。
StoryWatchにおける 「再生プロジェクト候補」 として記録し、いずれ蘇らせたい一本です。
・日差:安定範囲外
・振り角:200°未満
・ビートエラー:1.0ms以上
(測定日:2025年12月)
これらの数値は、内部の油切れ・摩耗・精度低下などを示す大切なサインであり、
StoryWatchでは「動いている=販売可能」とは考えていません。
それは、ただのヴィンテージとしてではなく、
「これからもあなたと共に時を刻み続けられる存在」 として
お迎えいただきたいと考えているからです。
現在は、内部洗浄・注油・各部調整・必要な部品確認を行いながら、
安定した精度へと回復させる工程に入っています。
目標とする基準値は以下です。
・日差:±30秒以内
・振り角:210°以上(理想は230〜280°)
・ビートエラー:1.0ms以下
この基準をクリアした時点で、本モデルは【販売中】へとステータスが更新されます。
再び、力強く、正確に時を刻み始めたその瞬間。
この時計は、あなたの時間の物語に加わる準備が整った証となります。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、58,000〜79,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
