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【1966年1月製】SEIKO Champion 860 7622-9010/手巻き 銀円縁銀文字盤/タツノ/還暦 |整備中

¥999,999

残り1点

整備中|この時計は、いま物語の途中にあります。

1966年1月製、SEIKO Champion 860(7622-9010)。
手巻き式ムーブメントを搭載した、当時の実用機として設計されながらも、造形の美しさをしっかりと備えた一本です。

放射仕上げの銀文字盤に、立体的なインデックス。
シャープに伸びた針と、程よい厚みを持ったケースライン。
全体としてのバランスが非常によく、Championの中でも完成度の高い個体と言える印象を受けます。

さらに本個体は、当時の雰囲気を色濃く残したオリジナルブレスレットを備えており、時計単体としてだけでなく、装着時の一体感にも魅力があります。

現在この個体は、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

【測定結果】(18,000振動 / 手巻き)
・日差:+38秒/日
・振り角:160°
・ビートエラー:0.1ms

測定値から読み取れる状態は以下の通りです。
▶︎ 日差はやや進み傾向だが、大きな乱れは見られない
▶︎ 振り角は低めで、潤滑不足や経年による抵抗増加が想定される
▶︎ ビートエラーは極めて良好で、テンプ周りのバランスは整っている
▶︎ 全体として「動いている」ではなく「整って動いている」状態に近い

振り角の低さはあるものの、芯のズレや極端な不安定さは見られず、内部状態としては健全な土台を保っている印象です。
適切な分解清掃および注油・調整を行うことで、本来のパフォーマンスへ回復する余地を十分に残しています。

外装に目を向けると、ケースはエッジをしっかり残した状態で、過度な摩耗は感じられません。
ラグの面構成も崩れておらず、当時のシャープな造形を維持しています。
文字盤は比較的クリーンなコンディションで、経年による微細な変化は見られるものの、全体の印象を損なうものではありません。
風防には細かなスレが確認できますが、視認性に大きな影響はないレベルです。

裏蓋にはSEIKOの防水表記とともにタツノオトシゴの刻印が残されており、この年代らしいディテールも魅力のひとつです。
刻印の状態からも、大切に扱われてきた履歴を感じ取ることができます。

【この個体について】

この時計は、すでに“崩れている個体”ではありません。
むしろ、「整った状態で時間を止めた個体」と言える存在です。

現時点でも静かに安定した鼓動を刻んでいますが、まだ本来の姿には届いていない。
その“あと一歩手前”にあることが、この個体の価値でもあります。

整備を終えたとき、この時計は単に動くようになるのではなく、
当時の設計意図に近い状態で、再び時間を刻み始めます。

それは修理ではなく、再起動に近い感覚です。

StoryWatchとしては、この個体を「すでに良い状態の時計」としてではなく、
「完成直前の時計」として捉えています。

この先の工程によって、その印象はさらに明確なものになるでしょう。


【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、49,800〜69,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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