【1967年8月製】SEIKO Sportsman Export 882990/STP/手巻き 銀文字盤/純正ブレス |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
あなたが感じた
「今までのSportsmanと違う、ぐっと洗練された印象」
これは正しく“後期型ならではの成熟” です。
Sportsmanは 1960年代前半の泥臭い実直さから、
後期に入ると一転して 都会的でスマート なデザインへ移行します。
この 882990 もまさにその流れの中にある一本。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
タイムグラファー測定において、下記の数値が確認されています。
搭載ムーブメント:Cal.6602B(17石)
【測定結果】
*日差:+65秒/日
*振り角:129°
*ビートエラー:2.7ms
(18,000振動)
▶︎ 測定から読み取れるストーリー
まず最初に驚かされるのは、同じ“Sportsman”でありながら
これまでの個体とは 明らかに表情が違う という点です。
ケースデザイン、文字盤の仕上げ、針の雰囲気まで、
全体がより“後期らしい洗練”へ進化しており、
まるで別ラインのような完成度を感じさせる一本。
裏蓋を開くと、外装の経年を裏切るように、
ムーブメントは想像以上に 清潔で生き生き としており、
長い眠りから目覚める準備は十分といった印象です。
ただし測定結果は、
*振り角129° → 油切れ・摩耗・汚れの典型
* BE 2.7ms → テンプ支持のズレや調整不良
*+65秒/day → ロングスリープ個体らしい進み傾向
と、フルメンテナンス前の “古典的な症状” をそのまま示しています。
しかし
──
これはむしろ60年前の個体としては 健全な状態 でもあります。
動作の安定性は崩れておらず、
調整・洗浄・注油を施せば、
見違えるほどにコンディションが向上する可能性を秘めています。
スポーツマン系ムーブメントの堅牢さを改めて感じる素材です。
*細身でシャープなバーインデックス
*緊張感のある針デザイン
*白文字盤の均整の取れた光沢
どれをとっても、Sportsman という名称から想像される
“質実剛健なエントリー機” を超えた佇まいを見せています。
外装の磨きによりエッジは失われていますが、
それでもなお美しさを感じるのは、
デザイン自体の完成度が高い証拠 です。
内部ムーブメントは想像以上に整った状態で、
まさに「まだやれる」強い生命力を放っています。
還暦ではないが、特別な1967年製
本個体は還暦(1966)ではありませんが、
1960年代後半 SEIKO の成熟期 を象徴する一本であり、
Sportsman の歴史を語る上でも価値のある存在。
STP(Sportsman T.P.)系は市場でも出現数が少なく、
“あ、これは後期型だ” と分かる愛好家には嬉しいモデルです。
整備前の今ですら魅力的。
整備後にはさらに輝きを取り戻すことでしょう。
洗練された後期Sportsmanの完成形。
眠りから覚めれば、静かに輝く一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜39,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
