【1976年6月製】SEIKO 5 ACTUS 6306-8020/自動巻き 銀文字盤 |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1976年製の5アクタスは、シリーズ後期にあたる時代で、ロゴ表記が“SEIKO ACTUS”へ変更された世代です。ダイヤルの仕立てはシンプルながら洗練され、70年代初期とは異なる大人びた雰囲気があります。
また、この6306-8020は 曜日クイックチェンジがプッシュ式から変更された期間のモデルであり、操作性にも過渡期特有の変化が見られます。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
裏蓋には
『KS H.5.1.21 A』 の記載があり、過去の整備履歴を示すものと思われます。
外観は年式相応の使用感はありますが、ダイヤルの艶・インデックスの立体感がしっかり残っており、ケースフォルムもオリジナルラインが保たれています。
タイムグラファー測定において、下記の数値が確認されています。
■ 測定結果(Timegrapher)
日差:+15秒/日
振り角:162°
ビートエラー:0.7ms
テンプ周波数:21,600 A/h
この個体の6306Aは、当時のセイコーが国内市場向けに展開した“中級以上の信頼性を持つ自動巻き”で、5アクタス最終期に近い時代のムーブメントです。
今回の測定では +15秒/日 と実用上十分に安定した精度を示しました。
振り角162°はやや低めですが、この年代の未OH個体では珍しくありません。
油の状態や巻き上げ効率が改善されれば、もう少し角度が上がる余地があります。
ビートエラー0.7msは許容範囲内で、実使用において問題の出る値ではありません。
総じて 「経年を考えると十分に力強く動作し、秒針の運針も滑らか」 と判断できます。
■ この個体について
1976年製の5アクタスは、現代にはない
“セイコーらしい実直さと、アクタス後期らしい落ち着いた上品さ”
をどちらも感じさせてくれる一本です。
販売ラインに入れる前提としても十分魅力的で、整備後の伸びしろも期待できる個体です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
