【1971年10月製】SEIKO 5 ACTUS 6106-7003/自動巻き 銀文字盤 |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
本機に搭載される Cal.6106 は、セイコーが1970年前後に量産した実用機の代表格。
しかし、この個体の動きは “ただの実用品” の域を超えて、どこか上品な気配を纏っています。
特に目を引くのは 秒針の細さと伸びやかな造形。
5 ACTUS の中でもモデルごとに個性がありますが、6106-7003 の秒針は実際に眺めると驚くほど繊細で、
「数値では語れない美しさ」を持っています。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
タイムグラファー測定において、下記の数値が確認されています。
【測定結果・ムーブメント所見】
(姿勢:水平/ケース装着)
*Rate(日差): +52 sec/day(やや進み傾向)
*Amplitude(振り角): 145°
*Beat Error(ビートエラー): 2.5 ms
* Beat Rate:21,600 A/h
*Lift Angle:52°
測定値を見ると、振り角 145°・BE 2.5ms という数値から、内部の油潤や摩耗が進んでいることが読み取れます。
テンワの動きは弱く、パワー伝達にもロスがある状態。
とはいえ、これは 「大切に使われ続けてきた証」 でもあります。
裏蓋には刻印は残されていませんが、
ケース内部の擦れ跡やローター周辺の摩耗パターンから、
少なくとも 一度以上のメンテナンス歴があり、長い時間をかけて実用されてきた個体 と推測できます。
▶︎ どんな整備が適しているか?
* フルオーバーホール(分解洗浄)
* 油の総入れ替え(特に輪列・アンクル周り)
*ガンギ車・テンプの作動確認と調整
* ローター軸周辺の摩耗点の点検
6106系は設計自体がタフなので、適切な整備を行えば
「秒針の美しさが際立つ滑らかな運針」を取り戻すポテンシャルがあります。
▶︎ この一本について(StoryWatch管理人コメント)
1971年製の ACTUS は、
“都会的で知的な若者のための時計” として企画されていた背景があります。
そのせいか、文字盤の表情・針のライン・ケースの張りなど、どこか洗練された佇まい。
そしてこの個体、
秒針が細く長く、驚くほど“空気を切るように”滑らかに動く。
あなたが一瞬で魅了されたのは、きっとその 「線の美しさ」 が放つ存在感のせいです。
今は調整幅の大きい状態ですが、
手を入れれば間違いなく 静かに気品を宿す ACTUS 本来の姿 を取り戻す一本。
“若き日のセイコーの理想” が宿った、そんな魅力ある時計です。
・日差:安定範囲外
・振り角:200°未満
・ビートエラー:1.0ms以上
(測定日:2025年12月)
これらの数値は、内部の油切れ・摩耗・精度低下などを示す大切なサインであり、
StoryWatchでは「動いている=販売可能」とは考えていません。
それは、ただのヴィンテージとしてではなく、
「これからもあなたと共に時を刻み続けられる存在」 として
お迎えいただきたいと考えているからです。
現在は、内部洗浄・注油・各部調整・必要な部品確認を行いながら、
安定した精度へと回復させる工程に入っています。
目標とする基準値は以下です。
・日差:±30秒以内
・振り角:210°以上(理想は230〜280°)
・ビートエラー:1.0ms以下
この基準をクリアした時点で、本モデルは【販売中】へとステータスが更新されます。
再び、力強く、正確に時を刻み始めたその瞬間。
この時計は、あなたの時間の物語に加わる準備が整った証となります。
【StoryWatch管理人から】
セイコー 5アクタス(整備進行中)
このセイコー5アクタス、ただいまオーバーホール(分解整備)中です。
1970年代の初期に製造されたモデルで、同時代の中でも柔らかなケースラインと
控えめな輝きを併せ持つ“穏やかな美しさ”が魅力です。
整備では、金属の風合いを生かしながら表面の小傷を丁寧に消す作業を行っています。
ひとつひとつの磨きが積み重なり、失われかけていた当時の色艶を呼び戻していく。
この作業は根気と集中力を要しますが、光を当てた瞬間に再び輝きが蘇るあの瞬間は、
何度経験しても胸を打ちます。
時を重ねたアクタスが、再び腕の上で光を放つその日を楽しみにしています。
まるで、時代そのものが目を覚ますように。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
— StoryWatch 管理人より
