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【1971年1月製】SEIKO 5 ACTUS 6106-7490/自動巻き 白文字盤 /オリジナルブレス |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
この SEIKO 5 ACTUS 6106-7490(1971年1月製) は、アクタス初期らしいスッと伸びたバーインデックスと、銀白のサンレイ文字盤が美しい一本。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
裏蓋裏には 「49 9.23」 の赤文字メモ。
1970年代~80年代前半に多いタッチで、民間の時計店で点検・注油・風防交換など軽整備を受けた記録と思われます。
風防には欠けがあり、この点は新品交換予定。
これだけで文字盤の透明感が一段引き上がり、表情がガラッと変わります。
曜日はプッシュ切替不可(6106の弱点でもある持病)。
内部のデイジャンパー周りの摩耗・バネの弱りなどが疑われ、販売前に慎重な分解点検が必要な個体です。

タイムグラファー測定において、下記の数値が確認されています。
■ 測定結果(姿勢:水平・ケース装着)
Rate(日差)  -24 sec/day
Amplitude(振り角)  119°
Beat Error(ビートエラー)  4.1 ms
Lift Angle  52°
Beat Rate  21,600 A/h
※ 数値は安定までに時間を要し、チャートは終始粗い状態。

▶︎ 測定から読み取れるストーリー
● 振り角 119°
かなり低い値で、パワー伝達ロスが大きい状態。
油切れ・汚れ・ゼンマイの力不足・輪列抵抗の増大など、複数要因が重なっている可能性。
● ビートエラー 4.1ms
6106系としても大きめのズレ。
ヒゲ持ち調整(コルクとスタッド周り)で改善余地は十分あるが、同時にテンワ軸の摩耗チェックも必要。
● 日差 -24秒
日差が安定せず、測定グラフは斜めに落ちる直線で揺らぎが大きい。
ムーブメント全体のコンディションが “とりあえず動いている” 段階であることが分かる。
● プッシュで曜日変更不可
6106の弱点として有名な箇所。

デイジャンパー(スペシャルレバー)の摩耗/折れ、切替バネの弱り、または内部の固着が定番の原因。
● 前整備の痕跡(49 9.23)
整備者が赤で書き込むケースは、過去に比較的丁寧な点検を受けた個体が多い。

ただし内部の状態は「長期間未整備」に近く、今回の数値からも 最後の整備から10年以上経過している と推測される。

▶︎ 今後の整備で重点となるポイント
・輪列の動きの洗浄・注油と摩耗点のチェック

・ゼンマイの状態確認(交換も含め検討)

・テンプ周り(ヒゲゼンマイ、受け石、 pivots )の精度回復

・曜日切替機構(ジャンパー・バネ・切替爪)の点検・調整

・風防新品交換(表情が大きく改善)
 
このアクタスは、”疲れた状態のまま50年以上を過ごしてきた” そんな雰囲気があります。

しかし、構造自体は素直で、再生後のポテンシャルも高いムーブメント。

この個体も、丁寧な整備を施せば 再び力強く時を刻む一本 になるはずです。

【この個体について】
1971年初頭に製造された アクタス初期の王道デザイン。

白文字盤に黒のバーインデックスがよく映え、クリーンで実直な雰囲気は現在の“ドレス・スポーツ”の原型のようでもあります。
 
風防交換と内部整備を経て
再び息を吹き返すのがとても楽しみな一本です。

【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、41,800〜46,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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