1/5

【1970年6月製】KING SEIKO King Seiko 5626-7000/自動巻き 銀文字盤 |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。

1970年6月製、KING SEIKO 5626-7000。
自動巻き、Cal.5626Aを搭載したハイビートモデルです。
毎時28,800振動という高振動設計は、当時のセイコーが精度を真剣に追求していた時代背景を色濃く映しています。
銀文字盤にバーインデックス、6時位置の「KS HI-BEAT」表記。
華美ではなく、静かな緊張感を纏ったデザインです。

ケースはフルケース一体型のワンピース構造。裏蓋はスクリューバックではなく、前面からムーブメントにアクセスする設計です。
密閉性と堅牢性を意識した当時の思想が感じられます。
ケース裏のメダリオンは現状欠損しており、今後入手のうえ装填予定です。
また、カレンダー表示部の装飾枠も現在は未装着の状態で、本来の姿へ戻す工程を検討しています。

文字盤には経年による変化が見られ、外周部を中心に変色や微細な傷が確認できます。
均一ではない表情ですが、それも含めて半世紀を超えた時間の蓄積と受け止めています。

現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

ムーブメントには「SEIKO 25 JEWELS JAPAN 5626A」の刻印を確認。
ローター、受け、テンプ周辺に目立つ腐食は見受けられず、全体としては整った印象を保っています。テンプは振れ、稼働自体は確認できています。

ケース底内側にはスタンプ文字「43-M」を確認しています。
製造や検品に関わる管理記号と推察されますが、詳細は断定していません。
こうした刻印や痕跡からは、この個体が過去に整備を受けながら受け継がれてきた流れが静かに伝わってきます。

【測定結果】
・日差:-6秒/日
・振角:165°
・ビートエラー:0.7ms
・振動数:28,800振動(Cal.5626A)

現時点では継続測定が可能で、日差は-6秒/日を表示しています。
ただし整備前の参考値であり、今後の分解洗浄および調整により変動する可能性があります。

所見
・稼働自体は確認できている
・日差は現状で-6秒/日と安定表示
・ビートエラーは0.7msで許容範囲内
・振角165°はやや低めの数値
・油切れ、輪列抵抗、脱進機周辺の摩耗などが振角低下の要因として想定される
・現時点では販売できる状態には達していない

まずは分解洗浄を前提とした基礎整備を行い、振角の改善と全姿勢での安定性確認を進めます。その後、メダリオンおよびカレンダー装飾枠の装填を行い、外観も含めて本来の姿に整えてから販売予定です。現段階では、機械的ポテンシャルを確認した途中段階と位置付けています。

本来のリズムを取り戻してから、世に送り出したい一本です。 
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、98,000〜128,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

Currently international shipping unavailable

¥999,999

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品