【1969年12月製】SEIKO 5 ACTUS 7019-8010/自動巻き 白文字盤/年号確認 |未整備
¥999,999
残り1点
未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
1969年12月に製造された、SEIKO 5 ACTUS 7019-8010。
自動巻きムーブメントを搭載したACTUSらしい一本で、端正な白文字盤に細身のバーインデックスを組み合わせた、非常に落ち着きのある表情を持つ個体です。
ケースはラウンド型。
外装には年相応の古傷が多く見られますが、文字盤は焼けや大きな劣化がなく、インデックスの立体感もしっかりと残されています。
ACTUS特有の実用性と品の良さが、いまなお感じ取れる個体だと思います。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
曜日・日付の切り替えは問題なく動作しているものの、長期間メンテナンスが行われていない可能性が高く、現状のままでは安定した精度での販売が難しいと判断しました。
ムーブメントはCal.7019A。
内部を確認すると、大きな破損や致命的な摩耗は見られず、全体としては比較的素直な状態に見受けられます。
一方で、裏蓋内部には過去の整備を示す明確な手書き記録は確認できず、OH履歴は不明。
ケース内周や裏蓋には、これまで何度か人の手が入ってきた痕跡があり、この時計が日常の中で使われ、時々手入れされながら受け継がれてきたことが静かに伝わってきます。
【測定結果】
・日差:+200秒前後/日
・振角:230°前後
・ビートエラー:1.0ms前後
・振動数:21,600振動(Cal.7019A)
数値としては稼働は確認できているものの、振角は低めで、全体のバランスも決して良好とは言えない状態です。
・稼働自体は安定して確認できている
・日差が大きく、現状では実用精度とは言い難い
・油切れおよび脱進機周辺の抵抗増大が主な要因と考えられる
・この状態のままでは販売可能な基準には達していない
以上の理由から、今後は分解清掃を含むオーバーホールを実施し、ムーブメント本来のリズムを取り戻してから販売する予定です。
外装については、過度な研磨は行わず、この個体が歩んできた時間を残した形で整えていく方針です。
本来のリズムを取り戻してから、世に送り出したい一本です。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、29,800〜34,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
