【1970年5月製】SEIKO 5 SPORTS 7019-6010/自動巻き 黒文字盤/オリジナルブレス |未整備
¥999,999
残り1点
整備中|この時計は、いま物語の途中にあります。
本個体は1970年製 SEIKO 5 SPORTS、7019系の人気モデル。
黒文字盤にオレンジ秒針、太めの夜光インデックスが映える、スポーツラインらしい一本です。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。
裏蓋内側には 「49.11.??」と「MT喜多」 の刻みがあり、
1974年11月頃に “喜多” さんによるオーバーホール歴があった ことが読み取れます。
それ以降は長期間メンテナンスされていない可能性が高い個体です。
タイムグラファー測定において、下記の数値が確認されています。
■ 使用ムーブメント
Cal.7019A(21石・21,600振動)
自動巻き中心の構造で手巻きなし。
軽快さが持ち味だが、油切れでは振り角が落ちやすい特徴があります。
■ 測定結果(姿勢:水平・ケース装着)
・日差:+25秒/日(進み気味)
・振り角:140°(やや低い)
・ビートエラー:0.3ms(良好)
・ビートレート:21,600 A/h
・リフト角:52°
・補足:測定開始から約2分ほどでムーブメントが停止。
持続走行が維持できず、明確な整備必要サイン。
■ 測定値から読み取れること
● 振り角140°は7019Aとしても低め。
→ 輪列の抵抗増大、油切れ、ゼンマイ滑りなどが想定される。
● ビートエラー0.3msは良好。
→ ヒゲゼンマイの状態・心臓部のバランスはまだ整っている。
● 2分で停止するのは最重要ポイント。
→ 輸送・保存・固着などで“最低限の力でしか動けない”状態。
→ オーバーホールで劇的に改善するタイプの挙動。
■ この個体について
外観は非常にコンディションが良く、
黒文字盤 × オレンジ秒針という人気の配色、さらに当時の雰囲気を残した美しい一本。
一方でムーブメントは明確に“疲れている”。
裏蓋裏の 「49.11 MT喜多」 が示すように、最後の整備から約50年近く経過している と考えられ、停止症状も含め オーバーホール必須 の状態です。
ただし、
7019Aは整備で息を吹き返しやすいムーブメント。
今回の測定は、“まだ復活できる余白を残した古豪” のように感じられます。
整備後は、本来の軽快な回転・力強い自動巻き効率を取り戻すでしょう。
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、35,800〜49,800円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。
