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【1970年8月製】KING SEIKO King Seiko 4502-7001/手巻き 銀文字盤/メダリオン |未整備

¥999,999

残り1点

未整備|この時計は、いま物語の途中にあります。
4502-7001 は、King Seikoの歴史の中でも 特に評価が高く、収集家からも人気の一本。

手巻きハイビート×無駄のないケースラインは、まさに“最後の純粋なKS”。
現在このモデルは、オーバーホールおよび精度調整のため整備中です。

タイムグラファー測定において、下記の数値が確認されています。

搭載ムーブメント:Cal.4502A(25石/ハイビート)
【測定結果】

日差:0秒/日

角:0°

ビートエラー:0.0ms
(28,800振動)

▶︎ 測定から読み取れるストーリー
まず目を疑うのが「日差 ±0秒/日」という数字。

しかし、同時に 振り角 0°/ビートエラー 0.0ms という“完全停止に近い値”が記録されています。これは故障ではなく、4502A特有の
「止まっているのに測定器が拾ってしまう」
現象と言えます。
ハイビート(28,800振動)ゆえに雑音を拾いやすく、古い油膜・摩耗などで微弱に震えるだけでも“誤認識”されることがあります。

つまり今回は、
「もうほとんど動けない状態なのに、最後の鼓動だけがかろうじて残っている」
という、まさに“限界まで走りきったKing Seiko”の姿が数字に映し出されました。

▶︎ 4502Aというムーブメントの「癖」と今回の個体
Cal.4502Aは、手巻きKSの中でも最終世代・最高峰のハイビート機。

しかしその反面、
* パーツ摩耗が起きやすい
* 油切れに弱い
* 繊細で、コンディション低下が数値に如実に出る
という「扱いが難しい精密機械」です。

今回の個体も例外ではなく、
* ゼンマイの力がテンプに伝わりきっていない
* 注油の枯渇
* 各軸の摩耗
* 長期間の未整備
といった複合的な要因により、“完全に力尽きた状態” と判断できます。
 
外観は一見まだ気品を保っていますが、
中身は「限界のサイン」を静かに伝えてくる。

ハイビート機らしいドラマがここにあります。

手巻きハイビート×無駄のないケースラインは、まさに“最後の純粋なKS”。
今回の個体は、
*文字盤:経年のヤレがあり、実用を重ねた痕跡
* ケース:エッジや面の疲れが見られる
*ムーブメント:力尽きる直前の状態
まさに 「50年以上働き続けた名機の最終章」 といった佇まい。
 
しかしこれは同時に、
フルメンテナンスで劇的に蘇る可能性が高いという証でもあります。
4502Aは調整が決まると、
その精度安定性・滑らかさ・手巻きの軽さは“別格”。

まさに“時計職人が愛したムーブメント”と呼ばれる理由が体感できます。

この一本は、測定数値からだけでは判断できない物語を持っています。
“動かない”のではなく、
“今は眠っているだけ”。
 
整備が完了したとき、
またかつての鋭いハイビート音とともに蘇り、
「ようやく目覚めたか」と思わせてくれるはずです。
 
こうした一本に出会えることこそ、
ビンテージウォッチの醍醐味です。
 
【再生について】
StoryWatchでは、この個体が本来持っている雰囲気を大切にしながら、実用性と美観のバランスを見て整えていく予定です。
必要に応じて風防交換、外装クリーニング、点検、調整などを行い、日常の中で自然に楽しめる状態を目指します。
整備内容は、今後の確認によって変わる場合があります。
【想定価格帯】
予定販売価格は、118,000〜158,000円前後を想定しています。
【価格の考え方】
価格は、型番やシリーズとしての市場価値をベースに、現状の状態、整備内容、交換部品の有無、さらにフルオリジナル、純正ベルト・純正ブレス、箱札、レア文字盤といった要素も踏まえて見立てています。
【ご案内】
現時点では未整備のため、販売準備中の個体です。気になる一本として、まずはご覧いただけましたら嬉しいです。

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